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バスルームに取り掛かったことは前回お知らせしました。 今日は、シャワーポンプについて。 ナローボートは水に浮かんでいて、船体の3分の1は水面下になります。 ですので、ボートの中の床は水面から約80cm下になります。 ボートで使った水、台所の水や洗面台の水、シャワーも全て外に排水されますので、 油ギトギトの水を出さないようにキッチンペーパーでふき取ってから洗ったり、 洗剤も環境にやさしい植物性を使うように心がけます。 ちなみにトイレの排水は外には流れません。要所要所で汚水を処理する場所があります。 そこでシャワーの排水ですが、シャワートレーは水面下80cmの床にありますから、 そのままシャワーを使っていると、その水は自然に流れて行きません。 普通のボートではシャワーを浴びながら、時々シャワーカーテンより手を出して排水ポンプのスイッチを入れ、水があふれる前に排水をする必要があります。 今回私達が作っているボートではなるべく手間のかからないように工夫をしてみました。 シャワートレーから少しずれた場所の床下にある、バレストのコンクリートスラブをひとつ取り除き、その部分に排水Boxを置きます。 シャワーの水は下へ下へと行きますから、まずこの箱に溜まることになります。 箱の中にはフロートスイッチとビルジポンプがあり、箱の中の水が設定した水位になると自動的にビルジポンプのスイッチが入り、水をくみ上げて排水する仕組みです。 これで、シャワーの途中に手を出してスイッチを入れたりする必要がなくなるのです。 理論的にはこれで、大丈夫のはずですが、実際はどうなるのでしょうか? ボートが完成して最初のシャワーを浴びるまでのお楽しみです。 このフロートスイッチが突然壊れてしまった場合には、従来のように手動でもスイッチを入れられるように、ビルジポンプに別の配線もする予定です! さぁて、今日はこれからクルーキャビンの洗面台のタイルを仕上げる予定! 今までタイルがなくて保留にしていたので、これから一気にやってしまおうと思います。 出来上がったらお見せしまーす!
by captainpook
| 2009-06-25 18:41
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